3文字の意味。

「あやまるくらいなら、最初からそんなことをしなければいい」

「ただ『ごめん』って言うのは誰にでもできる。
　何で『ごめん』？あやまるようなことをしたの？」
　
私に「ごめん」と言った人の何人かは、私にこんなことを言われてると思う。
何様のつもりだと思われるかもしれないけれど、これは大事なこと。
頭ではわかっていても、なかなか出来ないことだったりする。
　
「とにかくあやまれば何とかなる」
だから、何に対してあやまるべきなのかわからないままに
「ごめん」を繰り返すことが多い。
「ごめん」を言われた側は、大抵の場合許すことしか出来ない。
選択の余地なんて、ないといってもいい。

それを頭ではわかっていながら、最近の私は同じことの繰り返し。
私は誰かを困らせたり、悩ませたり、悲しませたり・・苦しめるのは嫌いだ。
誰かにそんな思いをさせるくらいなら、自分が我慢したほうがいい。
なんて言うと、ものすごい善人のようだけど、実際は違う。
誰かを苦しめた自分に苦しむのが嫌だから。
つまりは、自分かわいさだったりする。
なのに、最近の私は大切な人たちを苦しめる言動が多い。
相手がそう思ってる、思っていないは別として、自分でそう思う。
そう思ってるのに、やめることが出来ないのは・・・。

そこでつい言ってしまうのが「ごめん」の3文字。
今の私にとって、この3文字はその場しのぎのようなもの。
まさに「とりあえずあやまっておこう」の状態。
相手が許すことしか出来ないとわかっている上での卑怯な手段。

けれど、舌の根も乾かないうちに、また同じことを繰り返してしまう。
苦しめたくないのに苦しめて・・それの繰り返し。
　
　
どうしたら、誰も傷つけずに生きていけるのかなぁ・・なんて考えてみたところで、
答えをきっと見つけらないまま、私は同じ事を繰り返していくのだろう。