ふとした仕草に潜む あなたの想いを確かめる
長い間言えずにいたこと もしかしたら私と同じだと…

         〜 竹内まりや「カムフラージュ」より 〜

 
 
 
 
テレビはつけてあるのに、私たちは二人とも見てなかった。
お互いの出方を探るのに必死だった。

「ねぇ・・・」

最初に口を開いたのは私で、
いつもいつも私からだから、今回こそはと思ったけどダメで。

「聞いてる?」

「うん?」

相手の「俺は関係ないね」っていう態度が悔しくて憎たらしくて<?

「気付いてるんでしょ?気付かない振りしてるんでしょ?」

こんなこと聞きたくなかった。
こんなの、私が「気付いてます」って言ってるようなものだ。

「ん〜。何に?」

ここまできて知らない振りをするに、私はとうとうキレた<あっ(汗
 
 
「い〜っつもそうだよね、そうやって気付いてて知らない振りしてさ。
 結局私なんだよね、こうやって言わされるのは・・・
 そして言うんでしょ「俺は気付いてなかった」って、勝ち誇ったように。」

 
 
「え〜、何のことだかわかんなーい」
 
 
 
「・・・もー、しらばっくれるのもいい加減にしてよ!
 さっき見たでしょ!目の前横切ったでしょ!黒いイキモノが!
 
 
結局ゴキはあれから発見されていません・・・・。
だから私はゴキを倒せる男の人が理想なのです・・・

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