知るということは、良くも悪くも自分のためになることだと思う。
もちろん、世の中には「知らなくていいこと」・「知らなかったじゃすまされないこと」
こんな風に特殊なものもあるけれど・・・

何気なく聞こえた先輩社員の電話。

「俺はそれ知らないから。」

「知らない」んじゃなくて、「知ろうとしなかった」
職場が職場なだけに、営業さんが知らないような情報も
むしろ、「こんなの知りたくない」という情報でさえ
うちの部署ではリアルな数字となって入ってくる。
でも、届くのは無機質な情報ばかり。
正直なところ、うちのような部署では、暖かい情報・・・
誰がどうした、とかそういった情報はほとんど入ってこない。

自分から求めない限り、関係部署と仕事の話しかしなければ。

部署柄、営業・支店に厳しくなってしまうのは仕方ないと思う。
だからこそと、必要最低限しか関わりたくないという考えの人もいる。

でも、だけど、何気ないたった一言から生まれる信頼関係から
仕事はやりやすくなっていくものだと私は思う。
「親しくなると言いにくい」じゃなくて「親しいからこそ言える」
そして、そこから生まれる信頼関係が、自分のアンテナを広げるんじゃないか
そう思う・・というか、そうであって欲しい。

小さなアンテナだけじゃ、今の世の中はやっていけないから。
もちろん、知ることで悲しんだり傷ついたり、苦しむかもしれない。

でも、それは決してマイナスだけじゃなくて、いつかプラスになると
そう信じていたいから、私はこれからも、少しずつだけど
アンテナを広げて生きたいと思うんだ。

コメント